金属アレルギー歯科・メタルフリー治療

虫歯治療などで使われる歯の詰め物、かぶせ物に使用している金属が顔・全身にアレルギー症状を引き起こしてしまうことがあることをご存じでしょうか？

保険診療に使用される銀歯はほとんどが金銀パラジウム合金といういくつかの金属の種類を使用してできています。

この合金は長時間使用すると劣化してしまいます。

その際、合金が溶け出し、血中に取り込まれてしまい、アレルギーを引き起こすことがあります。

このことで肌が荒れたり、皮膚がただれたりするような症状となってあらわれることがことがあります。

金属アレルギーは、ネックレスやブレスレットなどのアクセサリーが肌に触れて肌がかぶれるものだと思っている方が多いです。

しかし、歯科治療で用いた口の中の金属が原因でアレルギーが起こる場合もあります。

金属の詰め物や被せ物を入れて何年も経ってから発症するケースもあるため、アレルギーの原因が口の中にあるなんて、予想外かもしれません。

もしこのような場合は、お口の中の金属の詰め物、かぶせ物を取り除くことで改善することがあります。

また、ドイツでは1993年より歯科医療でのパラジウム(銀歯の成分)の使用を禁止する勧告がされていたり、スウェーデンでは妊婦と小児にはパラジウムの使用が禁止されていたりと海外ではメタルフリー治療が普及しています。

＜金属アレルギーが原因で口の中に起こる症状＞

・口内炎

・口唇炎

・歯肉炎

・味覚異常

よくみられるケースとしては、「口内炎が頻繁にできてしまう」、「舌がピリッと痛い」といった炎症が生じます。そのほか、唇が赤く腫れたりただれてしまう口唇炎や口角炎などが現れる事も少なくありません。

＜全身に起こる症状＞

・湿疹

・慢性の不眠状態、

・倦怠感

・めまい

・胃痛

・アトピー性皮膚炎

・頭痛

・肩こり

全身のさまざまな部位の皮膚にアトピー性皮膚炎の様な発疹ができたり、手のひらや足の裏に水膨れが生じたりするケースもあります。（ただし、これらの症状の原因が全て金属アレルギーというわけではありません。）

当院は治療前に保険診療、保険診療外の治療方法をお伝えし、患者様のご希望を伺いながら治療の方針を決定いたします。良質な治療をできるだけ患者様負担が少なくなるようにご提供することを心掛けています。ご安心して来院ください。

ご希望の予算に応じて最善の治療プランから保険適用内での治療プランまでいくつかの治療計画をご提案することも可能です。（ただし、保険適用の範囲内でない症状の場合は保険治療ができないこともあります。あらかじめご了承ください。）

初診日は保険適用での診療となります。